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健康日本21(第2次)と噛むことの効用
こんにちは。歯科衛生士の中村です。
今回は、21世紀における国民健康づくり運動の「健康日本21(第2次)」は
数多くの項目があるのですが、その中の「歯・口腔の健康」について知っていただきたいと思います。
「歯・口の健康」について、2022年度までの達成目標
8020運動の中にある、「8020運動(80歳で20歯以上の自分の歯の有する者の増加)」を目指し、
健康日本21(第2次)の2大目標である、
①健康寿命の延長、②健康格差の縮小
を目指し、「歯・口の健康」について、2022年度までの達成目標が掲げられています。
この目標は、歯科口腔保険法に基づく目標値でも共通の目標となっています。
2022年度を目指して、家族みんなで達成しましょう。
項目 | 現状 | 目標 |
---|---|---|
①口腔機能の維持・向上(60歳代における咀嚼良好者の割合の増加) | 73.4% (平成21年) |
80% (平成34年度) |
②歯の喪失防止 | ||
ア 80歳で20歯以上の自分の歯を有する者の割合の増加 | 25.0% (平成17年) |
50% (平成34年度) |
イ 60歳で24歯以上の自分の歯を有する者の割合の増加 | 60.2% (平成17年) |
70% (平成34年度) |
ウ 40歳で喪失歯のない者の 割合の増加 |
54.1% (平成17年) |
75% (平成34年度) |
③歯周病を有する者の割合の減少 | ||
ア 20歳代における歯肉に炎症所見を有する者の割合の減少 | 31.7% (平成21年) |
25% (平成34年度) |
イ 40歳代における進行した 歯周炎を有する者の割合の減少 |
37.3% (平成17年) |
25% (平成34年度) |
ウ 60歳代における進行した 歯周炎を有する者の割合の減少 |
54.7% (平成17年) |
45% (平成34年度) |
④乳幼児・学齢期のう蝕のない者の増加 | ||
ア 3歳児でう蝕がない者の 割合が80%以上である都道府県の増加 |
6都道府県 (平成21年) |
23都道府県 (平成34年度) |
イ 12歳児の一人平均う歯数が1.0歯未満である都道府県の増加 | 7都道府県 (平成23年) |
28都道府県 (平成34年度) |
⑤過去1年間に歯科検診を受診した者の割合の増加 | 34.1% (平成21年) |
65% (平成34年度) |
この目標値を達成するために、今の歯磨きでしっかり磨けているのか、チェックして一人でも多く8020運動を達成して健康寿命を長〜く過ごしてもらいたいです。
噛む効用について
そこで、皆さんに、噛むことでどんなにいい効用があるのかお伝えしておこうと思います。先月の看板にも書いたのですが、
よく噛むことは、単に食べるものを体に取り入れるためではなく、全身を活性化させるのに大変重要な働きをしているのです。
この噛む効用について、学校食事研究会がわかりやすい標語を作りました。
『卑弥呼の歯がいーぜ』です。
まとめ
こんなにしっかり噛むことでいい事がたくさんあるのですから、ご自身の健康寿命のためにも、
普段のセルフケアや定期検診でお口の健康を維持していきましょう😀✨
参考URL
8020推進財団 www.8020zaidan.or.jp/info/effect8.html
八王子・西八王子の歯医者 レイス虫歯クリニック 歯科衛生士 中村