唾液について|歯科衛生士による歯科治療コラム|八王子の歯医者 レイス虫歯クリニック

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唾液について

八王子レイス虫歯クリニック唾液についてのコラム

こんにちは。歯科衛生士の山田です。

今回は唾液についてお話していこうと思います。

最近、お口の中がよく乾いたり、唾液の量が少なくなったと感じる事はありませんか?

唾液は、お口の健康を守るために色々な働きをしています。唾液の機能、そして口腔内の乾燥を防ぐために自身でできることを知っておきましょう😊✨

唾液の機能と唾液が減少する原因

唾液には様々な働きがあるのですが、今回はその中から何個かピックアップして説明していきたいと思います。

 

円滑作用粘膜を唾液がおおうことで、機械的、温度的、科学的刺激から保護します。粘膜を滑らかにして嚥下や発音を補助します。

 

再石灰化作用酸などによって歯質が脱灰(溶けること)部分を再び再石灰化(溶けたところがまた硬化する)することを助けます。

 

緩衝作用食後の口腔内が酸性になっているのを中和し、歯の脱灰を防ぎます。

 

浄化作用食後の口腔内に残った食べ残しなどを洗い流します。また、嚥下の補助を行います。

 

抗菌作用唾液には細菌を殺菌する成分や、発育を抑制する成分が含まれます。

 

歯質保護作用唾液に含まれるタンパク質が歯面にペリクルという膜を形成し、酸による脱灰から歯質を保護します。

 

このように唾液にはたくさんの機能があり、重要な役目を持っています。そのため、唾液を促す事は口腔内にとって、とてもいいことなのです。

逆に唾液の分泌が低下してしまうと口腔内が乾燥してしまい、粘膜が傷つき、粘膜の炎症、口腔カンジダ症(口腔粘膜疾患)などが起こるリスクが高まると考えられています。

また、唾液の量が少なくなることで、お口の中が乾燥し、(ビスケットなどのお口の中の水分を吸うような食べ物は、口腔内に食べ物がくっついてしまい)食べ物を嚥下しづらくなり、むし歯にもなりやすい傾向口臭が強くなる原因にもなります。

 

唾液が減少する原因

・シェーグレン症候群の方

・糖尿病の方

・薬の服用(薬の副作用によって減少します)

・加齢

・ストレス

・口呼吸

・女性ホルモンの低下(更年期障害)

・生活習慣(よく噛まない、喫煙、飲酒、水分不足)

 

そこで、口腔内の乾燥を防ぐポイントを少しご紹介したいと思います。

口腔内の乾燥を防ぐポイント!

よくかんで食べる!!

よく噛むことで唾液の分泌を促します。

例)噛みごたえのある食べ物を食べる、キシリトールガムを噛むなど

唾液腺マッサージ

唾液腺は口腔内に3か所(耳下腺、顎下腺、舌下腺)あり、そこを刺激して唾液の分泌を促進させます。
力を入れすぎず指で軽く押す程度の優しい力で行ってください。

 

①上の奥歯の周りを後ろから前へ10回ほど回しながらマッサージしていきます。

レイス虫歯クリニック唾液腺マッサージ方法こめかみ

②親指を顎の骨の内側の柔らかい部分に当て、耳の下から顎の下まで5箇所くらいを順番に各5回ずつ押す。

レイス虫歯クリニック唾液腺マッサージ顎の下

③両手の親指で顎の先の尖った部分の内側を下から上にぐ〜っと5回ほど押します。

レイス虫歯クリニック唾液腺マッサージ顎の先

他にも様々ありますが、お口の乾きが気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。👍✨

 

まとめ

長くなってしまいましたが、唾液の大切さを少しでも分かっていただけたら嬉しいです。

唾液腺マッサージの方法が正しくできているか不安な方は、お声掛けください。一緒にやってみましょう😁

唾液を沢山出して清潔な口腔内を維持していきましょう。

 

八王子・西八王子の歯医者 レイス虫歯クリニック 歯科衛生士 山田