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クリーニングとホワイトニングのちがい

こんにちは!歯科衛生士の友松です。
早いもので今年も終わりが近づいています。
そろそろ大掃除を、と思ってる方も多いと思いますが、お口の中も綺麗にして新年を迎えてみてはいかがでしょうか。
歯を綺麗にする処置としては、クリーニングとホワイトニングが挙げられます。
よく同じものとして間違えられてしまうのですが、その違いをご存知ですか?
今回は歯のクリーニングとホワイトニングの違いについてお話ししていこうと思います。
クリーニングについて
クリーニングとは、歯垢・歯石・飲食物などの外因性の着色(ステイン)を専用の器具・機材を使って【物理的】に除去して、歯の表面を綺麗にする方法です。
汚れを取り除くことによって口腔内の細菌をコントロールし、「虫歯・歯周病のリスクを軽減すること」がクリーニングの目的となります。
外因性の着色の原因として、お茶・コーヒー・ワインなどに含まれるタンニン・食物成分・たばこなどの嗜好品があります。
表面の汚れを取り除くことで、歯は本来の輝きを取り戻しますが、歯そのものの色調が変わることはありません。
外因性の着色(ステイン)
ホワイトニングについて
ホワイトニングとは、薬物を作用させて【化学的】に歯の内因性の着色を分解して、歯そのものの色調を明るくする方法です。
ホワイトニング剤には、歯科医院で行うオフィスホワイトニングに含まれる「過酸化水素」、自宅で行うホームホワイトニングに含まれる「過酸化尿素」と呼ばれる物質が含まれています。これは漂白剤にも含まれているもので、歯に対しても漂白作用があります。
歯の黄ばみを漂白して、「白く綺麗にすること」がホワイトニングの目的となります。
内因性の着色の原因には、失活歯と呼ばれる歯の神経を取ったことにより黒く見えるもの、テトラサイクリンなど風邪薬として使われていた特定の抗生物質によるもの、歯や骨の形成に関わる疾患などが挙げられます。また、元々の歯の色が濃い方や、加齢とともに黄ばんできたと感じる方もおられます。
これらの着色はクリーニングのみでは落とすことができないので、多くはホワイトニングが適応となります。
しかしホワイトニングには適応でない場合がありますので、まずはホワイトニング前に必ずお口の中の状態を把握するために口腔内の検査・診断や、クリーニングが必要となります。
内因性の着色
まとめ
歯の表面の汚れを物理的に落として、健康な状態に保つための「クリーニング」
歯の内部の着色を化学的に落として、白く美しくする「ホワイトニング」
このように、クリーニングとホワイトニングは歯を綺麗にするメカニズムが全く異なります。
歯の汚れや、歯の色が気になる方は、お気軽にスタッフまでお声掛けください。
八王子・西八王子の歯医者 レイス虫歯クリニック 歯科衛生士 友松