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大人の歯列矯正について

こんにちは!歯科衛生士の友松です。
「矯正は子供のときにするもの」そう思っていませんか?
歯の美しさと健康に対しての意識の高まりから、最近では大人になってから矯正をする方が増えてきています。
矯正というとどうしても金属の装置とワイヤーを歯の表面に取り付けるイメージがあるかと思いますが、現在は装置が透明のものや、歯の内側に取り付ける装置など、治療中でも周りから気付かれにくいものがあり、昔とは比較にならないほど進化しています!
不正咬合の種類
歯並びや噛み合わせが悪い状態のことをことを「不正咬合」といいます。
以下の不正咬合に該当する場合は矯正治療をおすすめします。
①上顎前突(じょうがくぜんとつ)
出っ歯の状態で、上の前歯または上顎骨が前に突き出た症状です。
唇が閉じにくいため前歯が乾燥しやすく、むし歯・歯周病の原因になります。
②下顎前突(かがくぜんとつ)
受け口の状態で、下の前歯が上の前歯より大きく突き出た症状です。
横顔がしゃくれて見えるだけでなく、食べ物が噛みづらく、発音にも影響が出ます。
③交叉咬合(こうさこうごう)
顎が左右どちらかにずれて、一部分の噛み合わせが上下逆になっている症状です。
強く噛めなかったり、頭痛や肩こり、顔の左右非対称の原因になります。
④鋏状咬合(はさみじょうこうごう)
別名「シザーズバイト」といい、まるでハサミのように上の奥歯が外側に、下の奥歯が内側にずれることで、上下の奥歯がしっかりかみ合わない症状です。
⑤過蓋咬合(かがいこうごう)
上の歯が下の歯に覆いかぶさって深い噛み合わせになっている症状です。
噛みにくさや発音に影響するだけでなく、歯ぐきを傷つけやすく、歯自体を擦り減らしてしまうことがあります。
⑥開口(かいこう)
奥歯をかんでも前歯が噛み合わず、上下に隙間ができる症状です。
前歯で物を噛み切ることができず、空気が漏れやすいため発音に影響が出ます。
⑦叢生(そうせい)
八重歯や、歯が重なり合い歯並びがガタガタになっている状態です。
歯ブラシが隅々まで届きにくいため、むし歯・歯周病のリスクが高くなります。
⑧空隙歯列(くうげきしれつ)
歯と歯の間に隙間ができている状態です。歯と顎のバランスが取れていない、歯の数が少ないなどが原因ですが、舌で歯を押す癖も関係しています。
大人の歯列矯正のメリット
①むし歯・歯周病予防につながる
歯並びが悪ければ歯ブラシがとても難しいです。歯と歯の間や、歯が重なっているところをデンタルフロスや歯間ブラシなども使用してしっかりケアをしていないとむし歯や歯周病のリスクが高まります。
また矯正治療中も装置で歯ブラシが難しいため、正しいブラッシング方法の指導と定期的なメンテナンスを受けましょう!
②コンプレックスの解消
綺麗な歯並びは同時に美しい口元を演出します。
また、歯並びだけでなく出っ歯・受け口・ガミーフェイスなど…これら口元全般の悩みも歯列矯正は解決してくれます。
口元がスッキリすることで、顔が小さく見え横顔も整います。特に50歳を過ぎた頃から、歯並びが綺麗であると年齢より若々しく見え、上品に見えると言われています。
③全身の健康につながる
噛み合わせが悪いと顎に余計な負担がかかり顎が痛くなりやすく顎関節症に…。
また、お口のトラブルだけでなく、肩こりや頭痛・腰痛など全身の不具合の原因にもなり得ます。噛み合わせのズレが生じると、咬合圧が均等に分散されないことで一部の筋肉が強く使われてしまい、筋肉のコリから肩こりや頭痛・腰痛などへと症状が悪化してしまうおそれがあります。
歯列矯正をすることで顎関節が安定し、全身の健康にもつながります!
まとめ
不正咬合を放置したままでいると、むし歯や歯周病のリスクが高くなるだけでなく、肩こりや頭痛・身体のゆがみなど全身の健康面にも様々な悪影響をもたらします。
歯並びについてお悩みの場合は一度歯列矯正をご検討ください。
当院で矯正治療は行なっておりませんが、矯正治療中のメンテナンスはいつでも受け付けております!
気になることがございましたらご気軽にお声掛けください。
八王子・西八王子の歯医者 レイス虫歯クリニック
歯科衛生士 友松
(Planet DentalXより画像一部引用)