症例紹介
カテゴリー:
歯内治療(根管治療)
【症例】他院にて歯に穴が空いていて、病気が大きいとの理由で抜歯宣告された歯の保存

症例情報
治療内容 | 根管治療、パーフォレーションリペア |
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期間 | 6ヶ月の再評価 |
治療回数 | 根管治療 3回 |
費用 | 根管治療:154,000円 パーフォレーションリペア:33,000円 |
治療前の状態・主訴
他院にて歯に穴がいていて、病気が大きいため保存不可能と抜歯宣告された症例です。なんとか保存したいと、遠方より当院へ来院されました。
治療詳細
打診にて疼痛を訴えられ、X線にて根尖に大きな病変を認めました。根管治療を開始、近心根にパーフォレーションを認めました。(パーフォレーションとは、根管とは異なる部分、本来穴が開いていない部分に穴が開いている状態のことです)
根管形成、根管洗浄、根管貼薬後にMTAにて根管、パーフォレーション部を充填、後日コア用レジンにて築造しました。
治療後の様子
患者様のご都合にて、6ヶ月後に再評価のためにご来院。症状はなく、X線にて大幅な病変の縮小を認めました。
主な副作用・リスク
・MTA使用の場合、別途費用が発生します
・予後不良の場合、外科的歯内療法へ移行します
病変の大きさ、パーフォレーションの存在は治療の意思決定に大きな影響はありません
パーフォレーションの存在は根管治療の成功率にマイナスの影響を与えるため、治療の際はパーフォレーションを避けるよう十分留意する必要があります。しかし、適切な処置により、マネージメントは可能です。
今回の症例では、6ヶ月にて大幅な病変の縮小を認めました。病変の大きい症例では、治癒に時間がかかることもありますが、根管治療にて十分マネージメントが可能です。病変の大きさは、根管治療の成功率に大きな影響はありません。
当院の精密根管治療については、下記のページもご参照ください。
八王子・西八王子の歯医者 レイス虫歯クリニック 院長 池田 洋之