症例紹介
カテゴリー:
自家歯牙移植
小矯正によりスペースをつくり自家歯牙移植を行った症例

症例情報
治療内容 | 自家歯牙移植 |
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期間 | 1年の再評価 |
治療回数 | 自家歯牙移植 1回 |
費用 | 自家歯牙移植:165,000円 小矯正:55,000円 |
治療前の状態・主訴
症状は訴えられていませんでしたが、右下6番に虫歯があり、虫歯を除去すると残存する歯質が非常に少なく、予後の見通しは良くありませんでした。
患者様と話し合い、右下6番を抜歯し右下親知らずを移植することになりました。
右下6番はもともと、舌側に転位しているため5−7番間にスペースが無いため、抜歯をする前にオープンコイルを用いて7番を遠心にアップライトしました。
治療詳細
十分なスペースができたところで、自家歯牙移植を行いました。
移植後1ヶ月後に根管治療を行い、e-maxにてかぶせました。
治療後の様子
1年後の再評価時のX線です。症状もなく、X線上も良好です。
主な副作用・リスク
・移植した歯が生着しない可能性もあり、自家歯牙移植は補償制度のある治療ではありません。
・外科手術のため、術後に痛みや腫れ、違和感が出ることがあります。
歯の予後には、残存歯質量が大きく影響します
今症例の右下6番は保存が不可能という状態ではありませんでした。しかし、残存歯質が著しく少なく、予後の見通しは良くはありません。
残存歯質量が少ないと歯根破折のリスクが高まり、歯の予後には、残存歯質の量が大きく影響します。
虫歯のリスクも高い方なので、親知らずを抜歯するならば、6番部に移植したほうが有効だと考えました。
自家歯牙移植は、ご自身の歯を長く保たせるのに非常に有益な方法です。
下記のページもご参照ください
八王子レイス虫歯クリニック|自家歯牙移植
八王子・西八王子の歯医者 レイス虫歯クリニック 院長 池田 洋之