症例紹介
カテゴリー:
歯内治療(根管治療)
歯質の切削を最小限に抑え根管治療した症例

症例情報
治療内容 | 根管治療 |
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期間 | 1日 |
治療回数 | 1回 |
費用 | 根管治療:143,000円 |
治療前の状態・主訴
右上6番が虫歯により根管治療が必要となりました。
治療詳細
根管治療を開始すると、まだ血流があることから根尖まで壊死しておらず、目的は無菌状態の維持と判断し、即日に根管充填、支台築造(土台)まで行うこととしました。
また、術前のX線から根管の加齢による狭窄を認めましたが、歯質削合をできる限り抑えた根管形成を慎重に行いました。
治療後の様子
即日に支台築造まで、歯質削合を最小限に終えることができました。
主な副作用・リスク
・根管治療後、予後不良の場合は外科的歯内療法へ移行します
・根管治療を行い1年以内に外科的歯内療法を行う場合、外科的歯内療法の正規の料金の半額をご負担いただきます
近年は歯質をなるべく削らない根管治療が可能となってきました
根管治療の目的は、感染源のできるだけ除去することです。そのためには、歯質を削ることを避けることはできません。
しかし、歯質の喪失は歯根破折のリスクを高め、その歯の寿命に大きく影響します。
この二つは矛盾するため、どうバランスをとるかの臨床的判断が重要です。
また、安全でエラーの無い根管形成をするためには、それ相当の歯質の削合(歯を削ること)を必要とします。
しかし、近年は器材の進化により、歯質の削合をかなり抑えることができるようになりました。
技術的に難しく、術前の慎重な検討と歯科医師の技術力が大きく影響するでしょう。
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八王子・西八王子の歯医者 レイス虫歯クリニック 院長 池田 洋之