感染対策

当院での感染対策

世界を震撼させている新型コロナウイルス感染拡大。この禍を経験し、より感染症の恐ろしさ、感染対策の重要性を私たちは痛感しました。日々日頃よりスタンダードプリコーション(感染の有無にかかわらず、すべての患者様の汗を除く体液、血液、傷口や粘膜などを感染の可能性のある物質とみなして対応することで、患者様と医療従事者双方の感染の危険性を減少させる予防策) の考えのもと慎重に診療してきましたが、今一度、院内スタッフ全員で感染対策における意識の統一を図り、まとめました。このページでは、当院での感染予防対策についての取り組み、考え方をご紹介いたします。

1・院内の消毒の徹底

医療機関での院内感染の防止のために、例えば防護服や、N95のマスクの着用、受付でのシールドの設置などありますが、当院ではそういった措置は重要視していません。
院内感染は多くの場合、不潔域の取り扱いの不注意で人為的ミスに起因すると私たちは考えています。
そこで、不潔域をリストアップしスタッフ全員での周知、不潔域の徹底的な消毒を小まめに行うことを最重要事項としています。
そのために大切なものはマンパワーです。不潔域の消毒不足など人為的ミスを防ぐために、消毒の担当としてクリーンスタッフを準備することにより、高レベルの感染対策を目指しています。

  • ドアノブなど、手の触れる箇所の小まめな消毒

  • 診察チェアを患者様ごとに消毒

  • 診察チェアのうがい場を患者様ごとに消毒

  • 術者の触れるハンドルなどは、バリアフィルムにてシールド、患者様ごとに交換

  • ワッテ缶などは交叉感染の原因となる。術者が触れぬように、助手からアシスト

  • 空気清浄機の設置

  • エアロゾル対策としての口腔外バキューム

2・滅菌レベルが最も高い、クラスB 滅菌器

歯科医院で使用する器具は、高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)にて滅菌します。
しかし、実に様々な形状の器具が存在し、特に筒状の形態の器具は滅菌が難しく、細菌やウイルスなど微生物が残留してしまうという問題があります。
歯を削る器具であるタービンやコントラアングルなどがそれにあたります。それを解決することができるのが、唯一、クラスBという滅菌レベルの最も高い滅菌器です。
当院では患者様ごとにクラスBにてタービンやコントラアングルを滅菌しています。
患者様ごと、お一人おひとりに最高水準の感染対策を提供できるよう志しております。

  • タービンなど、口腔内で使用するものはクラスB滅菌器にて患者様ごとに滅菌。

  • 水のスプレーを出すシリンジは、データからも汚染度が高いことが知られている。患者様ごとにクラスB滅菌機にて滅菌。

3・徹底した感染対策が必須な根管治療

根管治療とは、根の先の病気である根尖性歯周炎を治療、予防する処置です。
そして根尖性歯周炎とは、歯の根の中に入り込んだ細菌やウイルスなど微生物を原因とする病気です。
ですので、歯の根の中に入り込んだ微生物を取り除くのが、根管治療です。
歯の根は非常に複雑な形態をしており、一度根の中に微生物が侵入してしまうと全てを取り除くのは非常に困難で、根管治療の障害となります。
そのため、根管治療は成功が補償される処置ではありません。
しかし様々な文献を紐解くと、根管治療の失敗は、処置の最中に逆に細菌やウイルスを侵入させてしまうという医原性の失敗に起因するケースが非常に多いであろうことが分かっています。
これは、処置の際の感染リスクが非常に高く、特別な感染対策が必要であることを物語っています。
そのため、根管治療の処置前、最中には、徹底した感染対策が必須であり、治療の一環なのです。

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