新着情報
高齢の方はお口の状態にご用心

こんにちは!歯科衛生士の友松です。
今回は高齢の方のお口の状態についてお話ししたいと思います。
高齢になるとお口の状態が変化し、虫歯や歯周病になりやすくなります。
これまで歯の健康に自信があった方でも、知らないうちに病状が悪化してしまって、削る・抜くなどの処置が必要となり、大きなショックを受けられることがあります。
こんな症状はありませんか?
・歯ぐきが下がってきた
加齢や歯周病、歯ブラシの擦りすぎ、歯ぎしりが原因で歯ぐきが下がると、歯の根元がむき出しになります。
根元は虫歯になりやすく、知覚過敏を引き起こしやすくなります。
・口の中が渇く
加齢やお薬(降圧剤など)の副作用、噛む力の衰えなどで唾液の分泌量が減ってきます。
唾液にはお口の中の洗浄・殺菌作用があるため、唾液量が少なくなると虫歯や口臭が発生しやすくなります。
・口の中が臭う
口臭は、唾液分泌の低下、歯周病、磨き残しによる口腔環境の悪化が主な原因です。
特に入れ歯やブリッジ、歯の喪失があると食べカスが残り不衛生になりがちなので、適切なケアが必要となります。
・歯ぐきが腫れやすい
お口のお手入れ不足や、唾液の分泌量が減って口腔内の自浄性が低下すると、歯肉の炎症(歯周病)が起きやすくなります。
放っておくと症状が悪化して歯が抜け落ち、正常な食事ができなくなります。
高齢者に多い歯の病気
・根面う蝕
歯の根元にできる虫歯です。
歯の表面はエナメル質という硬い層で守られていますが、根元の部分にはエナメル質がないため、酸に弱く虫歯になりやすく進行も早いです。
・歯周病
歯周病は歯を失う最大の原因です。
細菌の感染によって引き起こされる口腔内トラブルの代表的な疾患で、気がつかないうちに進行してしまいます。
歯磨きがうまくできずに歯垢や歯石が蓄積すると、歯周病菌が増え歯周病を引き起こします。
症状としては歯茎の腫れ・出血・口臭などがあり、末期の状態まで進行した場合には、歯が抜けてしまうこともあります。
※虫歯治療ついては下記のページもご参照ください
レイス虫歯クリニック|知ってほしい虫歯のはなし
まとめ
口腔機能を維持できていることが認知症などを予防し、健康寿命を伸ばせる可能性があると考えられています。
この先もご自身の歯でお食事ができるよう、早期発見・早期治療のために定期的なメンテナンスに通いましょう!
気になることがありましたら、お気軽にスタッフまでご相談ください。
(Planet Dentalより画像一部引用)
八王子・西八王子の歯医者 レイス虫歯クリニック 歯科衛生士 友松